2024/10/01 コラム
日本の長寿を表す言葉をご存じですか?
「人生百年時代」と言われるようになった昨今ですが(厚生労働省の発表では、現在100歳以上の日本人は9万人を超えています)、日本には長寿をお祝いする素敵な言葉があります。
60歳、70歳までは知っていても、それ以上の長寿の言葉はどうでしょうか?
ここでよく使われるお祝いの言葉を紹介させていただきます。
60歳・・・還暦(かんれき) 生まれた歳の干支が再び「還る」ことから。
70歳・・・古希(こき) 中国の詩人、杜(と)甫(ほ)の「人生七十古希稀なり」から。
77歳・・・喜寿(きじゅ) 「喜」の草書体「㐂」が七十七に見えることから。
80歳・・・傘寿(さんじゅ) 「傘」の中に八十が見えることから。
88歳・・・米寿(べいじゅ) 「米」の字を組み直すと八十八が見えることから。
90歳・・・卒寿(そつじゅ) 「卒」の俗字(異体字のことで、正式なものではない字体)が「九十」と読めることから。
99歳・・・白寿(はくじゅ) 「白」から一をとったものであることから。
100歳・・・百寿(ひゃくじゅ) 英語で、「100歳の」を意味する「centenarian」(センテナリアン)という言葉があります。
聞いたことがある方もおられるのではないでしょうか?
108歳・・・茶寿(ちゃじゅ) 「茶」を分解して、「十」×2+「八十八」を足すとこの数字になることから。
111歳・・・皇寿(こうじゅ) 「皇」を分解して、「白(99歳のこと)+「一」+「十」+「一」で合計「百十一」となることから。
120歳・・・大還暦(だいかんれき) 2回目の還暦を迎えることから。
この他にも、長寿をお祝いする言葉があるそうです。
医療の進歩や健康増進への意識の高まりを受けて、100歳を超える方々が今後も増えていくかもしれません。
そのような状況でも、私たちの毎日の食事が重要であることは言うまでもありません。
このサイトをご覧になられている皆様には、ぜひ当学科のレシピをご参考にしていただき、おいしく健康的な食生活を続けていただきたいと願っております。
参考文献: 『知りたいこと図鑑』 みっけ、株式会社KADOKAWA、2023年。