「健康食ラボ」から学ぶ“減塩”のコツ!

2021/10/01 コラム

「健康食ラボ」から学ぶ“減塩”のコツ!

高血圧予防のために、食生活の中でまず心がけたいことは「減塩」です。

生活習慣病予防のための食塩相当量の目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満(日本人の食事摂取基準2020年版)ですが、日本人の1日あたりの平均食塩摂取量は男性10.9g、女性9.3g(令和元年国民健康・栄養調査)となっており、日本人の食塩摂取は世界的に見ても多いのが現状です。

 

さて、日常の調理で「減塩」を実践するとき、塩、みそ、しょうゆなど塩分の高い調味料を減らすことを意識する方が多いのではないでしょうか。

しかし、塩分を「減らす」引き算だけだと、やはり味が薄くて美味しくないとなってしまいます。

塩分を「減らす」ときは、併せて次のような方法で「足し算」を実践してみましょう。本サイトに掲載されているレシピから、減塩のコツを紹介します。

 

① 酸味をプラス!(酢、レモン、ゆず、トマトなど)

≪カレイのムニエル、ラビゴットソースがけ≫ 

 

 

 

② 辛味をプラス!(カレー粉、こしょう、唐辛子など)

≪鶏肉と野菜のマスタード炒め≫ 

 

 

 

③ 香りをプラス!(ねぎ、しょうが、パセリ、大葉、にんにく、ごま油など)

≪鶏むね肉のネギソースがけ≫ 

 

 

 

④ 風味や香ばしさをプラス!(ごま油、オリーブ油、ナッツ類、焼く、揚げるなど)

≪牛肉と大根のこくうまバター醤油≫ 

 

 

 

⑤ うま味をプラス!(昆布、かつお、きのこ類、貝類など)

≪きのこのナムル≫ 

 

 

 

⑥ 素材の味をプラス!(新鮮な材料、旬のもの、素材そのものを味付けに利用するなど)

≪水菜とじゃこのチーズオムレツ≫ 

 

 

 

⑦ 食感をプラス!(シャキシャキした食感など)

≪切り干し大根のサラダ≫ 

 

 

 

いかがでしょうか。

他にも、表面に味をつける、とろみをつける、といった方法もあります。

1食の献立としてなら、味にメリハリをつける(どれも薄味ではなく、1品は好みの味にする)ことも美味しく食べるコツになります。

美味しさの条件は味だけではなく、におい、おいしそうな見ため、テクスチャー、温度など複合的なものです。

調理法や食品の選択を工夫することで、無理なく減塩を実践してください。  

 

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